美男子ガイド。
「……そうだったんだ」
二人と他中の沙也は奈知の幼なじみで、
高島は沙也とそのとき付き合っていた。
そして奈知と高島は仲の良い友達だった。
そして高島の両親の事件があってから、
もともとあまり好いていなかった高島を沙也の両親は余計嫌ったのだった。
それからしばらく。
沙也の両親は無理矢理二人を離せさせた。
「もうそこからは自然消滅ってかんじ」
小さく笑ってた沙也の肩は、不安そうに震えていた。
「そっか」
そして奈知は高島を嫌いで、あの日高島を止めたんじゃなかった。
「私の親が、あの人にもっと酷い事をしようとしてたんだ。だからそれを知った奈知は、あの人を止めた。奈知は悪くない」
初めて知った事実。
三人とも、苦しい過去で絡まっていたんだ。
「それ、高島君に伝えなきゃ!!!ね?沙也っ」