美男子ガイド。


あたしは思わず声が出た。


だけどきっと伝えなきゃいけない。
高島君はずっと勘違いしてるんだもん。

そのせいで奈知との仲が閉ざされたままなんだから。




「沙也、体育館行こう?」


あたしは震える沙也の肩に手を乗せて、
ちゃんと沙也の瞳を見た。




「うん。わかった」




「じゃあダッシュだっ」




こうして奈知達のいる体育館へ向かった。




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