大王(おおきみ)に求愛された機織り娘
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翌朝。

私は、大王の腕の中で目覚めた。

大王はまだ眠っている。

ふふっ
いつ見ても、整った綺麗なお顔。

私は、大王の頬にそっと手を添えた。

そのまま親指でそっと唇をなぞる。

大王はまだ起きない。

私は自分の衝動を抑えられなくなり、ほんの少し首を伸ばして、そっと口づけた。

その瞬間、私のうなじに大王の手が添えられ、離れられなくなる。

大王はそのまま転がって私を仰向けにすると、上から深い口づけを落としてくる。

「ん… 」

私は思わず、大王の袖をぎゅっと掴んだ。

しばらくして、大王は私を解放すると、

「アヤ、おはよう。」

と言った。
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