目を閉じたら、別れてください。
肩を叩いた後に、殴るよと言ってしまったけど、これは致し方なし。
「だって都築さん、全然色っぽい話にならないじゃないですか!」
「あんただって、散々スイーツで釣っておいてなによ。『今度デートしてやるからな』とでも言いたかったの? きっざ」
笹山は同期だし、爽やかスポーツ少年系のオーラがあって好みではない。
絶対に学生時代、スポーツうまくてちやほやされていた、リア充な匂いがする。
「そうじゃなくてさあ。なんていうんだろ。色気がねえ」
「よし。歯を食いしばりな」
「会話の中に、全く自分を女として匂わせないってことです。昨日だってクレームあったんでしょ。なのに泰城ちゃんみたいに誰かに助けを言わず、一人で面倒くさそうに対応してたとか」
「ああ。神山さんが言ってたの? あの人は叔父さんの部下だから。それだけ」
それ以上は彼の話題を出すなとオーラを出す。
笹山は気づいたのか、無言で車を出した。
ここから本社までは30分は車でかかる。しまった。電車にしとけばよかった。
同期だから、こいつは知ってるんだよね。進歩さんと私がお見合いし婚約中だったこと。
「海外赴任についていくのが怖くて別れたって、神山には聞いてた」
「だって都築さん、全然色っぽい話にならないじゃないですか!」
「あんただって、散々スイーツで釣っておいてなによ。『今度デートしてやるからな』とでも言いたかったの? きっざ」
笹山は同期だし、爽やかスポーツ少年系のオーラがあって好みではない。
絶対に学生時代、スポーツうまくてちやほやされていた、リア充な匂いがする。
「そうじゃなくてさあ。なんていうんだろ。色気がねえ」
「よし。歯を食いしばりな」
「会話の中に、全く自分を女として匂わせないってことです。昨日だってクレームあったんでしょ。なのに泰城ちゃんみたいに誰かに助けを言わず、一人で面倒くさそうに対応してたとか」
「ああ。神山さんが言ってたの? あの人は叔父さんの部下だから。それだけ」
それ以上は彼の話題を出すなとオーラを出す。
笹山は気づいたのか、無言で車を出した。
ここから本社までは30分は車でかかる。しまった。電車にしとけばよかった。
同期だから、こいつは知ってるんだよね。進歩さんと私がお見合いし婚約中だったこと。
「海外赴任についていくのが怖くて別れたって、神山には聞いてた」