なりゆき皇妃の異世界後宮物語
「ねえ、今香。私にはどこまでの自由が許されているのかしら」
「自由、と言いますと?」
「例えば、私はどこへなら行っても大丈夫なの?」
今香はしばし考え込み、口を開いた。
「極論を申し上げれば、どこへでも行くことはできます。
皇后様は後宮の外へ自由に行き来できる唯一の女性であられますが、逆にいえば後宮の外には女官は付いていけません。
後宮外へ出ようと思われるなら、官吏の案内が必要になるでしょう。
女性の官吏はいないので男性に付きそわれることになりますが、そこは大丈夫でしょうか」
「ええ、別に構わないわ」
そもそも最初に宮廷を案内されたのは男性官吏だった。
朱熹は平民なので、外を歩けば知らない男性がいるというのは極めて当たり前のことなのだが、貴族育ちの彼女たちは知らない男性がいる中を女性一人で歩くことはとても怖いことらしい。
「自由、と言いますと?」
「例えば、私はどこへなら行っても大丈夫なの?」
今香はしばし考え込み、口を開いた。
「極論を申し上げれば、どこへでも行くことはできます。
皇后様は後宮の外へ自由に行き来できる唯一の女性であられますが、逆にいえば後宮の外には女官は付いていけません。
後宮外へ出ようと思われるなら、官吏の案内が必要になるでしょう。
女性の官吏はいないので男性に付きそわれることになりますが、そこは大丈夫でしょうか」
「ええ、別に構わないわ」
そもそも最初に宮廷を案内されたのは男性官吏だった。
朱熹は平民なので、外を歩けば知らない男性がいるというのは極めて当たり前のことなのだが、貴族育ちの彼女たちは知らない男性がいる中を女性一人で歩くことはとても怖いことらしい。