愛を私の音色に乗せて。



明日が楽しみだけど、疲労が…今は9時半。

1週間分くらいの集中力使った気分。

「初めてのことばかりでしんどかったでしょ?
疲れてたら寝てて良いよ?着いたら起こしてあげるよ?」

「ありがとうございます。でも大丈夫です!」

「そう?若いって良いなぁ〜。
あ、そうそう!今日社長と話してたんだけど、
紫音さんの歌手としての名前なんだけど、どうする?」

…名前かぁ、考えてなかったな。

「何も考えてなかったですね、」

「社長と何個か案は出してたんだけど、
僕的に1番君に合ってるなって思ったのがあって、」

「何ですかなんですか!?」

「紫音さんの名前って『紫音(シオン)』とも読めるじゃん?
だから、アルファベットで『Shion』ってのはどうかなって…」


『Shion』


何それめっちゃ良くない?

「それ、良いです。キラキラしてて、素敵な名前です!」

「本当?自分で考えてもいいんだよ?」

「私の中ではもう『Shion』になっちゃってるので、それが良いです!」

この名前が、すごく気に入った。

「気に入ってもらえてよかった!じゃあ、これからはshionって呼ばないとね」

「本当に歌手になれたみたいで嬉しいです…」

「何それ!もう立派に歌手だよ?
よろしくね、shion」

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