愛を私の音色に乗せて。
玄関のドアを開けると、
「おはようshionと、えっと…
千翼君だっけ?おはよう」
大野さんがもう着いていたみたい、
「お、おはようございます!」
私は巻きついているちぃ君を剥がして挨拶をした
「荷物もらうね、僕乗せとくから、千翼君と話してきなよ?」
「え…でもそんな…」
「いいからいいから」
強引に荷物を取られ、ちぃ君の方へ行った
「ちぃ君、行って来るね」
「…うん。」
「じゃあね!」
「待って」
車に向かおうとすると肩を掴まれ、振り向かされた
「え?なに…?!」
「いってらっしゃい。無理すんなよ」
強引だけど、触れるだけの優しいキスをされた。
顔が熱い…赤くなってるのが見なくてもわかる。
「…行ってきます…」
まだ火照る顔を両手で挟みながら車に向かった