愛を私の音色に乗せて。
大野side
…朝から俺は、千翼君の溺愛っぷりを見せつけられた。
shionを恋愛対象として見ているわけではないけど、shion愛が負けてる気がしてなんか悔しい…。
彼から大好き!ってオーラが出てて、幸せそうだなぁって、素直に思った。
あれだけ可愛くて、才能のある子だから人の目を引くのは確かだ
オーディションでシオンの歌に惚れ込んでしまった僕は、
社長にマネージャーになれるよう直談判した。
これからも彼女の歌を近くで聞いて応援したいって思った。
まぁでも、歌手としての活躍は俺のほうがそばで見ていられるし!?
と、勝手に心のなかで千翼君にマウントを取っている。
いい年して大人気なくてすみませんね!?
僕の気も知らないで、shionは隣で『L eaf』の歌を聴いている
素敵な子だよ。本当に。
そして彼女の歌う歌は体に溶け込んでいく
どんな時も応援し続ける。
そう思わされた朝だった
大野side終