Bloody Kiss♡
「でも、女神様は時期を待っていたんだ。」
「マリィを助け出す時期をね。」
「そうして、僕達をこの場所に送られた。」
「いつの日か、幻惑鳥が鳴くことを知っていたんだ。」
天使達は口々にそう言うと、また語り出した。
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何百年もの間、マリィは、彼女自身が“まやかしの楽園”と呼ぶこの異界で、ミューや妖精達と静かに暮らしている。
作り物の楽園での虚無な生活。
自分自身が何者かも分からず、イミテーションの光に包まれ、彼女は暮らしてきた。
だが、女神は納得していなかった。
人身御供のような娘を助け出したい。
女神は異界を利用し、交渉の為、魔王に遣いをやった。