Bloody Kiss♡
『新たな花嫁を異界に留めることが出来れば、マリィを返してやろう。』
魔王は、そう返事をした。
そして、花嫁候補である あたしがここに送られたんだ。
女神は、スプリガンをイケメンに変え、あたしを騙そうとした。
けれど、あたしは それを見破った。
─ 見破る者が現れし時、幻惑鳥は、まやかしを解く ─
そのことを承知していた女神は、賭けの結果では無く、最初から“見破る者”を、あたし自身を必要としていた。
「勿論、魔王はそこまでは分かっていないよ。今頃は、賭けに勝ったと祝杯を挙げてるかもね。」
キューピがクスッと笑った。