空を見上げて、飛びたとう
さぁ、今飛ぶために。

一歩。勇気を持って一歩前へ。

いざ、飛び降りてみても、
僕は真っ逆さまに落ちるのみだった。

「両方の羽を動かして、風を切るんだ。」

どこからか、僕に向かって声がした。

聞いたことのある声だった。

あの時の鳥の声だ。

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