大好きなキミのこと、ぜんぶ知りたい【完】





「虹、答え合わせ、しよう」




千歳くんの穏やかな声が広がって、私はゆっくりと頷いた。

それが小さな合図となる。


食べかけの焼きそばを千歳くんのように私たちの間において、言うほど昔のことではない過去をなぞる覚悟をする。

そんなに強い覚悟をしなくてよかったのは、もう前に進んでいる千歳くんのおかげだと思った。





< 79 / 433 >

この作品をシェア

pagetop