社長はシングルファーザー
副社長に就任して数日、忙しさは増すばかりで、食事もろくにしなくなっていた。

久しぶりに食堂でランチを始める私。

「どうだ?中々大変そうだけど…」と声をかけながら私の前にいつものように座る社長。

「もうすぐ夏休みですし、無理なさらないでくださいね」と要君が言ってくれた。


ナツヤスミー

そうね!もうすぐ夏休みなんだわ。

そしたらまた海にも出て…

何て思うと思わずにやけてしまう。

「がんばります」と私は言った。

そのあとは、私は気合いを入れ直し、奮闘した。

今までの仕事に+して、副社長としてそれなりことをしなければならない。

重役会議の参加、資料の確認、その他、会食などの業務。

大変なことばかりだけど、社長がいて、要君がサポートしてくれて、なんとかやっていけてるような感じだった。

ふぅー終わった~と伸びをしていると、

「お疲れ様、どうだ?一緒に飲みに行かないか?」と社長は言って、私は頷いた。

飲みに行くことになった。

私たちは居酒屋でお酒を飲みながら話した。

仕事の話はほどほどに、プライベートな話になった。
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