夢の言葉と約束の翼(中)【夢の言葉続編⑥】
「きっとユメにとって、貴方は初めて”対等”に接してくれた人。
……嬉しかったんでしょうね」
「……っ」
視野が、滲む。
ワシは、そんなに優しい人間じゃない。
ただ、八つ当たりをしていただけ。イライラして、自分の感情を心優しい彼女にぶつけていただけだ。
それなのに、そんな態度すら”自然体”だと。そんなワシを受け入れて、ユメはずっと見ていてくれたのだ。
それだけじゃない……。
「さ、ギャランさん。こっちに来て、会ってあげて下さい」
ママ先生がワシを連れて来たのは、孤児院内にあるママ先生の部屋らしき場所。
その奥にある、大人用のベッドの隣に設置されている、小さな柵付きのベッド……。ベビーベッドにママ先生は向かうと、ワシをそこに来るように促した。
その時、ワシには確かに、その場所だけ特別に映った。暗闇の中に輝く、光のような……。
『そこに、ギャランさんを待ってる人がいます。迎えに行ってあげて下さい!』
ノイの声が聴こえた気がして、足が、勝手に動いていた。
ゆっくりとベビーベッドの側まで行き、中を覗くと……。