ばすけ。
≫涙
夏休みの練習は続く。
いつもよりも数倍
ハードな練習。
汗は髪からしたたり落ち
床を濡らす。
私の心境は一変し、
彼氏と言うものが
夏休み中に出来た。
相手は男バスの仲良い人で
告られたため付き合った。
私的にも少し気に
なっていた所だった。
あまり言葉は交わすことは
なかったが途中まで
送ってくれたり
体調を崩した時に
心配してくれたりと
幸せだった。
その頃から私の調子も
少し安定していた。
それでもやっぱり
スタメンには程遠い差…
でも自分は満足だった。
毎日仲間と汗を流すことが
出来るだけで。
ただ毎日同じようなメニューに
飽きてきていた。
全道大会見学で
箱高へと行ったりもし、
女バスの結束は日々
強いものとなっていた。