冷たい指切り ~窓越しの思い~
『よく目が合うね』なんて言えないから………
部活は?クラスは?家族は?と………
思いつく悩みの原因を聞いてみるが…………ことごとく失敗に終わる。
もしかして大学とか将来のこと?と言っても………首を振るし。
う~ん。
…………………………恋煩い??
そう聞くと…………答えないが、頬が少し色づいた。
あぁ~!!恋をしたのかぁ。
なんだ、心配したのに。
だったら、俺が相談にのることはない。
女子高生の恋愛なんて………全然分からないんだから。
伊藤さんの悩みが深刻でないことに安心したのに…………
それからも目が合うことに変わりはない。
訳が分からず途方にくれた。
「樹~。
伊藤さんの様子が、おかしいんだけど………何か知らない?」
以前、はぁちゃんこと望月さんの言っていた
『恋愛相談は、樹先生に!』を実践してみた。
望月さんと付き合い始めて……夜、遊びに行かなくなった樹は
家に行くと必ずいるから助かる。
仕事終わりにフラッと立ち寄ると………気持ちよく迎えてくれた。
「そりゃ~もちろん!恋煩いでしょう。」
俺が散々悩んで、探って………やっと手にいれた情報を
あっさり言い当てた。
………………樹って………本気で凄い!!
神の域に感じる男を、尊敬の眼差しで眺めていたら
「和君は、分からなかったでしょう?」と
これまたあっさり、当てられた。
コイツは何モンだ??
樹の特殊能力に感心しながら、今日までに感じた違和感を相談した。
部活は?クラスは?家族は?と………
思いつく悩みの原因を聞いてみるが…………ことごとく失敗に終わる。
もしかして大学とか将来のこと?と言っても………首を振るし。
う~ん。
…………………………恋煩い??
そう聞くと…………答えないが、頬が少し色づいた。
あぁ~!!恋をしたのかぁ。
なんだ、心配したのに。
だったら、俺が相談にのることはない。
女子高生の恋愛なんて………全然分からないんだから。
伊藤さんの悩みが深刻でないことに安心したのに…………
それからも目が合うことに変わりはない。
訳が分からず途方にくれた。
「樹~。
伊藤さんの様子が、おかしいんだけど………何か知らない?」
以前、はぁちゃんこと望月さんの言っていた
『恋愛相談は、樹先生に!』を実践してみた。
望月さんと付き合い始めて……夜、遊びに行かなくなった樹は
家に行くと必ずいるから助かる。
仕事終わりにフラッと立ち寄ると………気持ちよく迎えてくれた。
「そりゃ~もちろん!恋煩いでしょう。」
俺が散々悩んで、探って………やっと手にいれた情報を
あっさり言い当てた。
………………樹って………本気で凄い!!
神の域に感じる男を、尊敬の眼差しで眺めていたら
「和君は、分からなかったでしょう?」と
これまたあっさり、当てられた。
コイツは何モンだ??
樹の特殊能力に感心しながら、今日までに感じた違和感を相談した。