愛育同居~エリート社長は年下妻を独占欲で染め上げたい~
それは、私が男性にもてないと思っての決めつけなの……?

確かにそうかもしれないけど、私が桐島さんの恋人であるのは事実なのに、どうしたら信じてもらえるのだろう。


モルディの社員である一本気さんに、社長である桐島さんとの交際を打ち明けるのは、恥ずかしくて気が引ける。

ここが発端となり、社内で噂になるのも嫌だ。

それに、私に交際相手がいないと決めつける彼ならば、たとえ桐島さんとのツーショット写真を見せたとしても、信じてくれないような気もする。

困り顔をする私に強気な視線を向ける彼は、説得するように言葉を重ねる。


「急なことで戸惑っているのかもしれないが、嘘をつかずに真剣に考えてほしい。俺は真面目な気持ちで小川さんに告白しているんだ」


からかってやろうと企んでの告白だとは思っていない。

私はただ、信じてもらえないことに困っているんです……。

どうしようと頭を悩ませる私は、別の角度からの断りを試みる。


「私はそんな風に言ってもらえるようないい女じゃないですよ。一本気さんは女性社員の人気が高いと聞きました。美人を選んだ方がいいと思いますが……」

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