愛育同居~エリート社長は年下妻を独占欲で染め上げたい~
そうだ。あの噂の人が、梶原先輩だ。
当時の私は勉強と下宿屋の手伝い、コンビニアルバイトに忙しく、恋愛を考える余裕も、梶原先輩に憧れている暇もなかった。
そのため彼に関する記憶は、写真を見せられてもこの程度しか思い出せないくらいに、薄れている。
自慢の彼を覚えていないと言われて、口を尖らせている亜美ちゃんに、私は慌てて「思い出したよ!」と伝えた。
「バスケ部で女子に大人気だった梶原先輩だよね。私、まったく接点がなかったから、なかなか思い出せなくてごめんね。亜美ちゃんは先輩と仲がよかったの?」
私が彼を褒めると、彼女は笑顔を取り戻してくれた。
高校時代は彼のファンに過ぎず、試合の応援にかこつけて少し会話する程度の関係だったそうだ。
それが、亜美ちゃんが彼と同じ大学に入学し、バスケットボールサークルのマネージャーになったことで親しくなる。
交際を始めたのは二年前で、先月プロポーズされたという話を嬉しそうに聞かせてくれた。
友達が幸せだと、私も温かな気持ちになる。
「おめでとう。よかったね」と心から祝福すれば、「彼、モテるから、ライバルを蹴散らすのが大変だったんだよ。やっと手に入れたって感じ」と言った彼女が、満足げに微笑んだ。
それから、「有紀は?」と問われる。
当時の私は勉強と下宿屋の手伝い、コンビニアルバイトに忙しく、恋愛を考える余裕も、梶原先輩に憧れている暇もなかった。
そのため彼に関する記憶は、写真を見せられてもこの程度しか思い出せないくらいに、薄れている。
自慢の彼を覚えていないと言われて、口を尖らせている亜美ちゃんに、私は慌てて「思い出したよ!」と伝えた。
「バスケ部で女子に大人気だった梶原先輩だよね。私、まったく接点がなかったから、なかなか思い出せなくてごめんね。亜美ちゃんは先輩と仲がよかったの?」
私が彼を褒めると、彼女は笑顔を取り戻してくれた。
高校時代は彼のファンに過ぎず、試合の応援にかこつけて少し会話する程度の関係だったそうだ。
それが、亜美ちゃんが彼と同じ大学に入学し、バスケットボールサークルのマネージャーになったことで親しくなる。
交際を始めたのは二年前で、先月プロポーズされたという話を嬉しそうに聞かせてくれた。
友達が幸せだと、私も温かな気持ちになる。
「おめでとう。よかったね」と心から祝福すれば、「彼、モテるから、ライバルを蹴散らすのが大変だったんだよ。やっと手に入れたって感じ」と言った彼女が、満足げに微笑んだ。
それから、「有紀は?」と問われる。