残念系お嬢様の日常


今日の放課後はカシフレの活動はないようだった。

スミレは先程言っていた準備とやらをしているのだろうか。

今日はまっすぐ家に帰ろうかと思っていると、教室の前に瞳が立っていた。



「真莉亜、さっきは途中で帰ってしまってごめんね。少しだけ、いい?」

「大丈夫よ」

教室から少し離れた廊下の端まで行くと、少し気まずさを感じながらも先程の話を切り出した。



「スミレとはあれから話をした?」

瞳は小さく首を横に振る。


「まだ怒っているみたい」

「瞳のことを想っているからじゃないかしら」

スミレは瞳が他に好きな人がいるのに別の人と婚約の話が進んでいることが納得できない様子だった。


それに本当なら瞳側は断れるはずの婚約みたいだし。




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