残念系お嬢様の日常


「浅海〝くん〟、医務室までご一緒してくださる?」

「え……あ、はい!」

私の言葉にその場が静まり返る。

浅海さんを責めていた女子達や英美李様に視線を向けて、にっこりと微笑む。


「お騒がせしてしまってごめんなさい。私が彼にぶつかってしまったの。彼も私も着替えが必要ですから、一緒に医務室へ行ってまいります。皆さん、心配してくださりありがとう。瞳、後を任せてもよろしいかしら」

「もちろん」

瞳が頷くと、頬を染めた女子達が

「私が片付けをいたします瞳様! ご命令を」
「何を言っているの!私がいたしますわ! 瞳様、ご命令を!」
「さあ、瞳様! 私にご命令を!」

と今度は別の意味で大騒ぎ。

みんなどんだけ瞳に命令されたいんだ。


こうして私と浅海さんは二人で医務室へと向かうことになった。




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