残念系お嬢様の日常
「足は大丈夫かしら?」
「はい、少し捻りましたけどあまり痛くないので」
「そう。それならよかったわ」
浅海さんが転ぶ予定だった場所を変えても、こんなことになってしまうってことはそう簡単には変えられないのかな。
「あ……すみません、出て行った方がいいですよね。廊下で待ってます」
「あら、どうして?」
「だって、着替えが」
「女同士だもの。気にすることないわ」
私の言葉に浅海さんの目が丸くなった。くりっとした大きな目で羨ましい。どっちかっていうとたれ目だよね。真莉亜はつり目な方だからなぁ。
「え」
「え?」
「ええ!?」
「あ……」
や、やばい。やっちまった。
浅海さんの反応で自分がヘマをしてしまったことに気づいた。