極上恋慕~エリート専務はケダモノでした

「次、なに飲みます? 俺、ボトル入れてるんだけど、それでよかったら一緒にどうですか?」
「では、ありがたく……」

 環は席を立ち、カウンター脇にあるボトル棚から、〝永縞様〟とタグのかかったウイスキーボトルを持ち出した。
 ついでにソーダも取って、隣に戻ってきた。
 万佑もカウンターに入って、グラスを用意する。環もハイボールにするというので、同じものを2つ。それからアイスペールに氷も入れていると、ミミが手早く櫛切りのレモンを出してくれた。


「環くんが作るハイボール、美味しいのよ」
「そうなの?」
「いい男に作ってもらえるなんて最高じゃない」

(いい男……かもしれないけど、この人16連敗してるんだよね?)

 浮気者の大地に比べれば、環のほうがずっといい男かもしれないが、どうすれば16連敗の記録を打ち立てられるんだろう。

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