極上恋慕~エリート専務はケダモノでした
「今夜は万佑ちゃんと食事ができて、いい夜だ」
「いつもはどうしてるんですか?」
「会食がない時は、コンビニでカップ麺を買って食べる日もあるし、結構適当かな」
「そうなんですか? 意外です」
スーツ姿のままパソコンを開いて、作業しながら食べているのかもしれないと、万佑は勝手に想像してはドキドキと鳴る鼓動を抑えることなく、ワインに口を付ける。
「男のひとり暮らしなんて、そんなもんだよ。仕事じゃなきゃ、気を使う店には行きたくないし。コンビニのスイーツだって美味しいから好きだし、洒落た食生活なんて想像の世界の話でさ」
「私もコンビニスイーツは好きです。ロールケーキとかプリンとか」
それからは、他愛ない会話で盛り上がった。
初めてデートをした夜のように、環の仕事のことを聞いたりしているだけでも、万佑にとって充実した時間になった。