極上恋慕~エリート専務はケダモノでした

「私も、永縞さんが……好き、です」

 ありったけの勇気と、燻り続けていた想いを、たった2文字に託す。
 気持ちを言葉にしただけなのに、どういうわけか視界が揺らいできた。
 環のことが好きで、募った想いが涙になったのだ。


「……ありがとう。俺もずっと、万佑ちゃんを好きでいるよ」

 環はチョコレートを受け取り、その手を引いて万佑を抱きしめた。


(ずっとこのままでいたい)
(やっと抱きしめられた……)

 初めて抱きしめられた万佑は、居心地のいい環の腕の中でうっとりと目を閉じる。
 環はこの3ヶ月ほどの間、待ち続けた日々を振り返りつつ、注ぎ続けた愛情が実った喜びをかみしめた。

 どちらからともなく身体を離し、そっと見つめ合う。


「……いい?」
「ここで?」
「万佑ちゃんの唇に触れたい」
「…………」

 キスの催促に、万佑は照れながら小さくうなずいた。

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