極上恋慕~エリート専務はケダモノでした

 黙ったまま見つめ合う。
 見上げてくる万佑の瞳は、キラキラと輝いていて吸い込まれそうだ。
 触れたくてたまらない唇は潤い満ちている。

(……これは、もう抑えが効かないな)

「明日は、なにも予定はないです」

(だって、帰りたくないんだもん。永縞さんといたいだけなの)

 今は、ただ想いを通じ合わせたという事実だけが頼りだ。
 それから、この3ヶ月の間の会話と、時々のデートで過ごした時間が味方してくれたらと願う。

 失恋が怖くて、慎重になる。
 環が先に告白をしてくれなかったら、こうして想いを告げる勇気も持てなかった。
 だけど、変化を望むなら、動き出さないといけない。


「今夜は、朝までずっと一緒にいようか」

 温もりごと包むようにふわりと抱かれ、環の腕の中で万佑は小さく頷いた。

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