極上恋慕~エリート専務はケダモノでした

(私も負けないくらい頑張らなくちゃ!)

 異動の引継ぎやプレッシャーに押し潰されそうなっていたけれど、長い時間で見れば、きっと今は一瞬のこと。
 今は、来月からの新天地でも前を向いて楽しく頑張るための準備期間。
 次に環と会う時に、彼を元気づけられるような明るい自分でいられるようにしようと、万佑は気持ちを切り替えた。


 ――翌週、水曜。
 制作チームとの会議に出るのも、今日が最後だ。

 後輩のプレゼンが無事に終わり、教えてきたことが活かされていて、じんとする。仕事中に泣くわけにはいかないのでこらえながらも、こんなにやりがいのある仕事だったのだと改めて感じられた。
 自分がやってきたことが決して無駄ではなかったと、証明してもらえた気がしたのだ。

 居心地がよく、仕事もやりがいがあって、楽しく過ごしてきた日々が思い返された。

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