極上恋慕~エリート専務はケダモノでした
2度目の環の自宅は、相変わらず片付いていて、すっきりしている。
多忙だから、洗濯物がどこかしこに放ってあったり、使い終わった食器類がシンクで水に浸かったままなんてこともなく、清潔感に溢れていた。
「必要なものがあったら言って。買ってくるから」
「はーい。じゃあ、キッチンお借りします」
「お願いします」
広いシンクに買ってきた食材を並べ、下準備をしてから順に鍋に入れていく。
肉じゃがなら寝起きでも作れるくらい得意だ。彼の自宅には圧力鍋がないので、アルミホイルで落し蓋をして、少しでも早くできるようにした。
(結婚したら、こんな感じなんだろうな……)
普段自炊しない彼にとって、キッチンを使いこなしている万佑はとても魅力的で、一層彼女への想いを募らせた。