極上恋慕~エリート専務はケダモノでした

「もちろん。いつがいいかな……ちょっと待って、スケジューラー見るから」

 リビングでパソコンを開き、キーボードを打つ音が聞こえる。
 仕事をしている彼を見ているような気分で、万佑はゆっくりとまぶたを閉じた。

 彼の優しく誠実な人柄と、おおらかな性格が大好きだ。
 仕事に妥協せず、厳しい一面を持ちながらも、人にはそれを求めることなく、受け入れる心の広いところも好き。

 そして、自分だけが特別に甘えることを許され、彼に愛される喜びを教えてもらった。
 あんなに恋に臆病になっていたのに、彼のおかげで前向きになれたのだ。
 恋をすると、世界が変わったように明るく色づくと言うけれど、今は見たことのない鮮やかな日々が広がっている。

 きっと、それは誰にも分からない、特別な色。
 恋のヒロインになるなんて、口にできるような年でもないけれど、それでも環との毎日はどれも輝いているのだ。
 
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