極上恋慕~エリート専務はケダモノでした
「ちょうど来週の金曜の夜から、一緒に過ごせそうだけど、どう?」
「よかった。じゃあ、その日に」
約束をして時計を見れば、もう23時前だ。
明日もあるし、彼だって疲れているに違いない。
「今日はなにをしてたの?」
「ミミちゃんのお店に行って、環さんとのことを報告して、飲んで帰ってきたの」
「あぁ、ミミちゃん元気だった? 俺も行けないでいるから、しょげてるんじゃないかと思ってたんだけど」
店に入った途端、留守番をしていた大型犬が抱きついてきたような感じだったと思い出す。
「すごく元気だったけど、環さんにも会いたがってましたよ」
「そっか。近々、一緒に行こうね。じゃあ、また明日」
「はい。環さんも、ゆっくり眠ってね」
おやすみ、と互いに告げ、終話する。
(来週末までに、ちゃんと決められるようにしたいな)
開けたままだったカーテンを引いたら、もう明日が待ち遠しい。
こんな夜、隣に彼がいたなら……きっと、愛されたいと思っただろう。
万佑は穏やかな気持ちで寝支度を整え、ベッドに入った。