極上恋慕~エリート専務はケダモノでした
「……ごめん。今、きっと万佑を困らせてるね」
「突然だったから、ちょっとびっくりしただけで、困ってはないの。環さんが思ってることを言葉にして伝えてくれるところ、大好きです」
「え?」
彼の腕の中で距離を取り、万佑が見上げる。
「好き、愛してるって、毎日のように言ってくれるのが嬉しいんです。安心して環さんの隣にいられるから」
「万佑……」
「私、ずっと考えてるんですよ? 結婚のこと。だから、愛されてないと不安なんです。結論はまだ出てないけど、ひとつだけ答えが出ていて……」
「今夜は、それを話そうとしてくれたんだね」
環は彼女をソファに誘い、並んで腰かけた。
「私、環さんを幸せにしてあげたいと思ってます。そうなるように、もっと頑張りたいなって」
純粋な笑顔を向けられ、環は心を震わせた。
自分が幸せにしてあげることばかりを考えていた彼にとって、万佑が出した答えは予想もつかないことだったのだ。