極上恋慕~エリート専務はケダモノでした
「どっちが本当の環さんなんだろうって、思う時があるの」
「ん?」
じっくりと愛された後、シャワーを浴びてベッドに戻り、彼の腕に包まれる万佑がふと呟いた。
「仕事中とプライベートと、夜の時間と……時々別人なんじゃないかって感じるから」
「そりゃそうだよ。会社でこんな顔してたら、問題だろ?」
彼の胸元から顔を上げ、間接照明の中で見つめ合う。
「じゃあ、会社で見る環さんが本当の環さんなの?」
「知りたい?」
万佑が頷くと、それを合図に環が覆い被さった。
意表を突かれた様子の彼女の髪を指で梳いて、額にキスを落とす。
「ねぇ、夜くらいは俺だけのものになって」
「……いつでも、環さんだけです」
言葉に似た妖しさで蠢く指先には抗えない。
やわらかな唇に隠されている淫らな舌は、万佑の呼吸ごと奪うように絡まった。
「愛してる、万佑。もっと奥で繋がりたい……」
最奥を突き上げた環が、快感の吐息を耳元で漏らす。
万佑は激しい抽送に耐え切れず、弓なりに身体を幾度もしならせ、快感に堕ちていく。
夜更けまで譫言のような甘えた声を聞きながら、彼は愛を貪った。