極上恋慕~エリート専務はケダモノでした

 19時を過ぎた頃、彼の自宅に着いた。

 今朝は慌ただしかったのか、新聞がテーブルに、シンクには飲みかけのコーヒーが入ったカップが置いてある。

 万佑はキッチンに入り、夕食を作って待つことにした。
 彼からは、他に抱えている案件の打ち合わせをしてから帰ると連絡があったので、少し時間がある。

(今日は肉料理がいいって言ってたけど、ピーマンの肉詰めがメインでいいかなぁ)

 明日は揃って有休を取っている。
 なので、いろいろと食材を買ってきた中から、環の帰りに間に合いそうな献立に決めた。
 早速、和風サラダを作るため、薄くスライスした紫玉ねぎを水にさらし、じゃこを炒めはじめる。

(結婚したら、こんなふうに彼の帰りを待つんだろうなぁ。仕事は続けたいけど、環さんはどう思ってるんだろう)

 ひき肉を捏ねながら、家庭に入ってほしいと言われたら頷けるのか考えた。

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