極上恋慕~エリート専務はケダモノでした

 異動してから、仕事にやっと慣れ、楽しくなってきたばかり。
 今日も社長賞をもらえたとあって、ますます意欲が沸いているところだ。
 もし、結婚を機に辞めることになるとしたら、後悔しないだろうか。

(答えなんて出ないよね。環さんと話さなきゃ)

 今は目の前の仕事を精いっぱいこなし、充実している日々を楽しむべきだ。
 料理を作り終え、リビングのソファに座っているうちに、万佑は待ちくたびれて横になってしまった。



「寝ちゃったか……。ごめんね、万佑」

 急に仕事が立て込み、帰宅が遅くなってしまった。
 環は帰宅して彼女の所在に安堵すると、眠っている万佑の頭を撫でる。

 22時前になると連絡を入れたけれど、電話は応答がなく、メッセージも既読にならなかったので、少し不安を抱えながら帰宅したのだが、彼女の穏やかな寝顔にすっかり癒されてしまった。

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