極上恋慕~エリート専務はケダモノでした

 ふたりで幸せになると誓って、これからの日々を過ごしていきたい。
 多忙ですれ違う時があっても、なにか大変なことやつらいことが降りかかっても、彼がいてくれるならこんなに心強いことはないだろう。
 そして、そんな時に、自分と一緒にいてよかったと思ってもらえるようになりたい。


「こんなにワガママで、大切なことに迷ったりしてしまうけど、私の手を離さずにいてくれますか?」
「もちろん。俺は、万佑を離さない。だから、もう一度言わせて?」
「はい」

 環はゆっくりと身体を離し、彼女の左手を取る。


「なにがあっても、あなたを守り抜きます。すべてをかけて、あなたを幸せにします。万佑がいてくれたら、俺はそれだけで幸せだよ。……だから、もう迷わないで。俺と未来を歩いてください」
「はい……。末永く、どうぞよろしくお願いします」

 綺麗な瞳を潤ませる彼女に愛しさが溢れ、口づける。
 万佑もまた、その愛に大粒の涙を零した。

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