極上恋慕~エリート専務はケダモノでした

「アンタ、どうせまた彼女の気持ちを分かってあげられなかったんでしょ」
「そうなのかも。なんでだろうなぁ、俺なりにすごく大事にしてたんだけど」
「だからって、ここに来るのはどうなの? まったく、駆け込み寺じゃないのよ、うちは!」

 迷惑そうに言いながらも、ミミは慕われているのが嬉しそうだ。

(クリスマスイブの夜に、失恋した男と女を構ってくれるのは、ミミちゃんくらいだよ)

 万佑がそう思っていると、「ミミちゃんくらいなんだよ。俺のダメなところをズバッと言ってくれるのは」と、男が言った。


「万佑ちゃん、どう思う? 彼、いい男でしょ? それなのに16回連続で振られてるのよ」
「えっ、あ……うん。……どうも、こんばんは」

 突然、カウンターの中にいるミミが話を振ってきたので驚きつつ、万佑はその男に挨拶をした。

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