先輩の彼女にしてもらいました
沙織ちゃんが、口に手をあててニマニマしているので、また冷やかされる気がした。

「すずなちゃん、苦しそうだったからボタン開けちゃってたんだけど。もしかして先輩照れちゃったのかな。かわいー」

自分の胸元をみると、ブラウスのボタンが上から3個はずされていた。

多分それでビックリしたというよりは、ブレザーを脱いだのを、初めて見たからかも。

「沙織ちゃん、ありがとう。今日は帰るね。時田くんにも後で、ラインしておくね」

「大丈夫?歩ける?」

「うん」

少し休んだからさっきよりも、だいぶ貧血も快復していた。

はだけていたブラウスを直して、ちょっと迷ったけれど、ブレザーは着ないで保健室を出ることにした。
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