先輩の彼女にしてもらいました
「えーやだー、時田くんに限ってそんなことあり得ないですよ」

可笑しくて、フフフって笑ったら、先輩が小さくため息をつく。

「かわいそ、時田。確かに女の子みたいな顔してるけど、あいつも男だよ。ちょっとは警戒してあげて。女子達がみんなまともに男扱いしないって嘆いてたよ」

「はーい、でも時田くんだからなぁ」

「特に蒼井さんは警戒しておいて、時田のことも他の男も全員に対して」

「はい、気をつけます」

ちょっと、叱られたようにしょげてみる。

でも本当は妬かれてるのかもしれないなって思うと、なんだか嬉しい。

先輩の大きな手に頭を撫でられて、少し微笑むと、呆れたような先輩の視線がぶつかる。


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