先輩の彼女にしてもらいました
「なんで、笑ってるの?怖いなー、女って」

「え?先輩?」

「いつも、蒼井さんのこと、心配してるのに、俺は」

「ご、ごめんなさい」

先輩が、拗ねたように不機嫌そうな顔をする。

「もっと、頼ってくれたらいいのに。俺には大事な事はなにも、言わないから。蒼井さんは」

「ごめんなさい」

怒ってるのかなと思ったけど、ギュッと強く手を握られる。

でもこっちを向かずに前を向いたまま、少し俯いた先輩の横顔が、寂しそうに見える。

つばさ先輩、そんな顔しないで。そんな先輩の顔を見ると切なくなっちゃうよ。

だけど、同時にドキドキしてしまうの。

< 175 / 450 >

この作品をシェア

pagetop