先輩の彼女にしてもらいました
「アキちゃん、ハアハアッ」
ロビーの椅子には、アキちゃんが吉木くんに肩を抱かれるように座っており、ヒナちゃんとココロちゃんはアキちゃんを見守るような形で立っていた。
「すずな、久しぶり」
「すずなっち」
ヒナちゃんとココロちゃんが私を見てパッと顔を輝かせる。
彼女達2人は、中学卒業式以来の再会だった。
「ヒナちゃん、ココロちゃん」
だけど、私は笑顔を作ることは出来なかった。中学でしょっちゅうしていた作り笑いをこの時はもうする気になんてなれなかった。
息が整うのを待つのももどかしくて、アキちゃんの目の前まで歩きながら、喋った。
話すことが頭の中で、全然まとまっていなかった。