響くんとは付き合いません!!
よかった、って思ってしまった。
私の存在を知らずに、2人が服を脱ぎ始めたら気まずいなってことと。
響くんが、ここちゃんに触れなくてよかったって思ってしまった。
保健室からここちゃんの気配がなくなった。
じゃあいま、私は響くんと2人っきりということだ。
響くんは、寝ちゃったのかな。
ドキドキしながら、布団の中からこっそり顔を出してみると。
「あ……」
「あ……」
ちょうど、ここちゃんが開け放ったカーテンを閉めようとしていた響くんと目が合ってしまった。