響くんとは付き合いません!!
「げえっ……み、満瑠…!?なんでっ…」
げえ、ってなんだ。
げえ、って。
まるで、会いたくなかったみたいな嫌な言い方。
響くんの驚き方にイラッとしてしまった私は、上半身をガバッと起こして睨みつけた。
「保健室はイチャイチャするところじゃないんですけど?」
「ちょ……待って、いつからいたの?」
「ひーくん、チューしてってところから」
「……はぁ、マジかぁ…。聞かれてたかぁ…最悪だな」
いや、最悪なのは私だから。
聞きたくもないことを聞かされたんだから。