響くんとは付き合いません!!
「つーかお前っ、顔真っ赤だな?どうした?熱でもあんのか?」
響くんが慌ただしくベッドから降りて、私のとなりまで駆け寄ってきてくれる。
その大きな手が額に触れると、ドクン、と胸が轟いた。
「うわ……すげぇ熱じゃねぇか。大丈夫か!?」
「うん……大丈夫」
響くんに触れられたから?
みるみる体温があがっていくのが、自分でもわかる。
「だからお前……授業中ずっと寝てたのか。九折と話してるときも、なんかうわの空だったし」
「……なんですかそれ。私のこと、じっと見てたみたいな言い方…」
「そうだよ見てたよ。見てたら悪ぃかよっ」