はつ恋の君をさがしてる
「へぇ~凄いじゃん。今時手編みなんて。
きっと義姉さんよろこぶんじゃねぇの?」
頭上から高嶺さんがそう言って紙袋の中のケープを取り出した。
赤ちゃん用だから、専用の毛糸を選んで大切に編んだつもりだ。
それを高嶺さんから受け取った平原さんが目を細めて笑った。
「本当に素敵だね。ありがとう鈴加ちゃん。」
平原さんがちゃんと喜んでくれたみたいで、本当にほっとした。
その後平原さんはタクシーで帰っていった。
同居している長男さん夫婦に、早速渡してくるよと優しいお祖父ちゃんの顔で。
それを見送っていたら、またしても頭上から声がかかる。
「おい!こっちも行くぞ!」
はぁ。
どこに?
と聞く間もなく。
高嶺さんに肩を押されて歩く。
飛び出そうとしていた交差点を渡ってすぐの駐車場まで連れていかれると、そこにはワインレッドの高級国産車が停まっていた。
高嶺さんはひと言
乗れ!
と言って助手席のドアを開けると私の背を押す。
仕方ないので言われた通りに助手席に乗り込んでシートベルトをつける。
高嶺さんは無言でエンジンをかけると車を発進させた。
きっと義姉さんよろこぶんじゃねぇの?」
頭上から高嶺さんがそう言って紙袋の中のケープを取り出した。
赤ちゃん用だから、専用の毛糸を選んで大切に編んだつもりだ。
それを高嶺さんから受け取った平原さんが目を細めて笑った。
「本当に素敵だね。ありがとう鈴加ちゃん。」
平原さんがちゃんと喜んでくれたみたいで、本当にほっとした。
その後平原さんはタクシーで帰っていった。
同居している長男さん夫婦に、早速渡してくるよと優しいお祖父ちゃんの顔で。
それを見送っていたら、またしても頭上から声がかかる。
「おい!こっちも行くぞ!」
はぁ。
どこに?
と聞く間もなく。
高嶺さんに肩を押されて歩く。
飛び出そうとしていた交差点を渡ってすぐの駐車場まで連れていかれると、そこにはワインレッドの高級国産車が停まっていた。
高嶺さんはひと言
乗れ!
と言って助手席のドアを開けると私の背を押す。
仕方ないので言われた通りに助手席に乗り込んでシートベルトをつける。
高嶺さんは無言でエンジンをかけると車を発進させた。