はつ恋の君をさがしてる
「なんで笑うんですか!?」

なんか腹が立って思わず睨み付けてしまう

ひとしきり笑った二人がやっとごめんとかすまんとか言いながら私を見る。

「だって可愛かったからさぁ~鈴加ちゃんのキョトンとした顔がおもしろくて我慢できなかったんだよ~」

何それ?

なんかさらにムカついてきた!

「鈴加ちゃんってば僕がお医者さんなの信じてなかったんでしょう?そんなに僕の白衣姿似合わないかなぁ?」

くっ…くっ…。
相良さんの後方でまた高嶺さんが肩を震わせているのが見える。

それを感じた相良さんは振り返らずに高嶺さんのお腹あたりにパンチを叩き込む。
その勢いに高嶺さんがグエッと声をあげたのでびっくりした。

「で?気分はどうかな?」

高嶺さんをスルーしてまた同じことを聞く。

仕方ないので、気分は大丈夫だから帰りたいと言ってみた。

その言葉も見事にスルーした相良さんは、
熱が高かったし心配だから下がるまでは入院しときなさい!

と……。

高嶺さんまでそうしろ!と言うし……。

私は結局その日から3日間病室に軟禁された。

何度か逃げようとしてみたんだけど、その度に看護師さんに見つかるし、たびたび相良さんや高嶺さんが様子を見に来るから逃げられなかった。

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