はつ恋の君をさがしてる
「頼むから騒ぐなよ?」

高嶺さんが困り顔でそう言いながら同意を求めるので、私は必死で首を縦に振って意思
伝える。

高嶺さんは、しばらく考えこんでからそっと手を離してくれた。

私はやっと解放されて深呼吸……

もう一度叫ぼうとしたところで、すかさず口を塞がれた…

「やると思った!お前なぁ~その手に乗るか!」

高嶺さんが呆れたように笑う。

私は怒ってるんだけどなぁ?

笑ってないでちゃんと説明してよ!

しゃべろうにも口を塞がれたままでは何も言えない。
モゴモゴ言ってたら、さらに笑われて腹が立ってきた。

そんな私を高嶺さんはひょいっと抱き上げて私の部屋に引っ込んだ。

そして、部屋の中にはにこやかな笑顔の平原さんまでいた。

ますますわからない。

リカイできない。

ここは私の部屋じゃないのか??
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