初恋の君と、最後の恋を。
朝のテンションは消え去り、公園のベンチで下を向いて砂を蹴る。
相馬先輩は校門で"お誕生日おめでとう!"と叫んでくれて、下校途中の生徒が何事かと振り返っていた。
「邪魔者は消えろ」
そんな彼のカールした髪を鷲掴みにした雅美は、相馬先輩と帰って行った。
なんだ、あの2人ーー益々仲良くなってる。
「少しいい?」
残された私は黒瀬先輩に声を掛けられ、黙って近くの公園に付いてきた。