初恋の君と、最後の恋を。
退屈な土日はベッドでゴロゴロしながら、早く月曜になれば良いと望み、
待ちに待った月曜日ーー
桜ヶ峰駅に立つ。
好きな人を待ち焦がれる時間。
「おはよう」
優しい黒瀬先輩は私のことを無視することなく、爽やかな挨拶をしてくれる。
「おはようございます」
近付けば近付く程に、良い面が見えてきて。
好きが増えていく。
「先輩、今日も相変わらずの爽やかさですね」
「そう?土日はアルバイトを詰め込みすぎて、ちょっと疲れたな」
「それじゃぁ今日のお昼はガッツリ行きましょう!やっぱりカツ丼ですよね?」
学食のボリュームがあり安くて美味しいカツ丼を想像すると、お腹が鳴った。
あれ?おかしい、朝食はきちんと食べて来たんだけどな。
あはは、と笑って誤魔化す。
「もうお昼の話?」
口元に手を当てて先輩も笑っていた。