初恋の君と、最後の恋を。
昼休みになりいつも以上に張り切って教室を飛び出した。
今日は階段を3つ飛ばしでいける気がする!
先輩とのランチ!
しかも誘ってもらえたのだ!
「あ…」
…そうだ。
雅美を忘れてた。
ひとりで食べるお昼がどれほど寂しいものか、私もよく知っている。
大袈裟に溜息をついて再び駆け足で教室に戻る。
案の定、机に顔を埋めていたため、
金髪を一房、鷲掴みにする。
「痛っ」
「食堂に行くよ」
「お腹空いてねぇよ」
振り払われた手。
「ちゃんと食べないから髪の毛パサパサなの」
「関係ないだろ」
悪態を付きつつも、立ち上がった雅美の手を引く。
元々華奢な彼女だけれど、痩せた気がする。
顔もこけた?
雅美もカツ丼だな…。