キミに好きって言えなくて。
帰り道にある小さな公園、2人でベンチに座って、奏汰の言葉を待った。
「ずっと言うつもりなかったんだ。
俺が言うことで5人の和が乱れるのが嫌だったし、陽葵を困らせたくなかった。
でも、俺がはっきりとケリつけないと、陽葵も千景も幸せにはなれないみたいだから…
俺、ずっと陽葵のことが好きだよ。
明るくて元気ででもその一面、人のことばっか考えるぐらい優しいところとか、
ずっと一途に千景を思ってるところとか。
ずっと陽葵にまっすぐ思われる千景が羨ましかった。
千景を見つめる陽葵が可愛くて、
いつかその顔が俺の方むかないかなとか、
もういっそ強引に奪ってしまおうかとか、
そんなことも思ったけど、
千景と話してる時の幸せそうな陽葵を見てると、
やっぱり千景と上手く言ってほしいと思う。
だから、陽葵。
俺のことしっかり振ってほしい。
千景はさ、あぁ見えて陽葵と一緒で人のことばっか考えてんだよ。
自分のことより人の気持ちが優先なんだ。
そんな千景の背中を押すためにも、俺は自分の気持ちを今日、終わりにしようと思う
陽葵、俺と付き合ってください。」