キミに好きって言えなくて。



「えっ?!」



「えっ?!じゃねぇーよ。


ったく、怖いの苦手なくせに一番後ろにすんなりなってんじゃねぇよ。バカ」




いつも通りに文句を言われてるけど、

綾瀬に掴まれた左手は綾瀬の体温が伝わってじんわりとあったかい。



この暗がりだし、お化け屋敷の中だし、少しは大胆になってもいいかもしれない。



そう思って、私は綾瀬の右手をぎゅっと握った



すると、綾瀬も私の左手をぎゅっと握り返してくれた。




どうしてだろう…。


さっきまで怖くてしょうがなかったのに、



綾瀬が隣にいてくれるだけで無敵のような気がしてくる。




それに、もっとこんな時間が続けばいいとさえ思ってしまう。



恋の力って、本当にすごい。



< 135 / 173 >

この作品をシェア

pagetop